「ワーホリ=働かならければならない」と考えている人もいますよね。
でも、ワーホリの目的は異文化理解。結論から言えば、ワーホリで「働かない」という選択は、しっかりとした準備があれば、むしろ賢い選択になり得ます。働かなければならないわけではないのです!!
今回は、なぜワーホリで働かないことが選択肢として成り立つのか、そのために必要な準備は何か、具体的にどう過ごすのかについて詳しく解説します。
- 【結論】ワーホリで「働かない」は立派な選択肢です
- ワーホリで「働かない」選択で手に入れられるもの
- ワーホリで「働かない」ための具体的な準備
- 「働かない」期間の充実した過ごし方
- 【まとめ】ワーホリで「働かない」選択を成功させるために
【結論】ワーホリで「働かない」は立派な選択肢です
「ワーキングホリデー」という言葉に引っ張られて、「働く」ことばかりに目が行きがちです。
でも、計画的な準備と明確な目標があれば、働かないワーホリを選んだ方があなたの人生にプラスになるんですよ。
ワーホリビザの目的は異文化交流
実はワーホリビザが作られた目的は、日本と相手国との文化交流を促進すること。
でも、文化交流だけではお金もなくなってしまうから、まぁ働いてもOKだよ、という制度ですね。
円安状況が高まると「出稼ぎ」のように海外へ行く人が多いですが、本当にそれでいいのかな?とは思わなくもありません。
「働く」ことは、あくまでもその滞在を可能にする手段の一つに過ぎません。むしろ、現地の文化に深く触れ、その国を理解することこそが、このビザの本質的な目的なのです。
「働けない」と「働かない」は雲泥の差
ここで重要なのが、「働けない」状況と「働かない」選択は、まったく異なるということ。準備不足で「働けない」状況に陥るのと、目的を持って「働かない」ことを選択するのでは、その後の時間の質が大きく変わってきます。
例えば、語学力不足で仕事が見つからず「働けない」状況に陥るのと、最初から語学学校に通う計画を立てて「働かない」ことを選ぶのでは、得られる経験の質が全く違ってきます。
出稼ぎのようにサービス業で稼ぎまくったその先には何が残る?
ちょっと厳しいことを言いますね。
ワーホリでよくやるケースって農業、カフェやレストランでフルタイム働き、貯金を増やして帰国することです。
で、確かにそれも一つの選択です。私もそうしていましたし。
でも、日々ただただ何も考えずにその仕事を行う「だけ」では、その経験は日本でも得られるものではないでしょうか?
もちろん、仕事を通じて素晴らしい経験を得る方も大勢います。
ただ、「お金のため」だけにフォーカスして「働く」ことだけに時間を費やして、本来の目的である文化交流の機会を逃してしまうのは、少しもったいないかもしれません。1年という限られた時間。その使い方は、あなた次第なのです。
ワーホリで「働かない」選択で手に入れられるもの
「ワーホリなのに働かないの?」という声が聞こえてきそうですが、 特に日本の若者の多くが陥りがちなのが、「せっかく海外に来たのに、バイト漬け」という状況。
確かに、生活費を稼ぐことは大切です。でも、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?
もちろん数ヶ月だけカフェでバイトをしてみる、というのはいいと思います。
でも、20代という若さで、思い切り世界を楽しむ機会は、そうそうありません。
特に注目したいのが、この時間を使って将来の武器になるスキルを身につけられるという点。
プログラミングやデジタルマーケティング、Webデザインなど、場所を選ばず学べるスキルは、帰国後のキャリアを大きく変える可能性を秘めています。
さらに、フリーランスとして働けるスキルを身につければ、将来的な収入源も確保できます。
「働く」ことに縛られないからこそ、現地の人々と深く交流したり、その土地ならではの体験に全身全霊で飛び込んだりすることができます。それは、履歴書には書ききれない、かけがえのない財産となるはずです。
限られた若さの時間だからこそできる挑戦
ワーホリで手に入れられる最大の財産。それは「若さという時間を最大限活かした経験」です。飲食店でのバイトは年齢を問わずできますが、思い切った冒険や挑戦は、若さがあるからこそ実現できます。
キャリアの転換点となる学びのチャンス
「働かない」時間は、実は将来への投資期間として最適です。特に、場所を選ばずに学べるデジタルスキルは、帰国後のキャリアを大きく広げる可能性を持っています。
例えば、朝は語学学校で英語を学び、午後はカフェでプログラミングの勉強。週末は現地のデザイナーコミュニティのミートアップに参加する。そんな充実した日々を送ることができます。
かけがえのない人とのつながり
バイト中心の生活では、どうしても同じ職場の限られた人間関係に終始しがちです。一方、自由な時間があれば、より深い文化交流や人間関係を築くことができます。
特に、共通の趣味や興味を通じた出会いは、言語の壁を超えた深いつながりを生みます。こうした関係は、帰国後も続く一生の財産となることが多いのです。
本当の意味での語学力向上
接客の定型文より、自分の興味のある分野で交わされる会話の方を身に着けて、将来に役立てたいと考えることも間違っていません。
こういった場での会話は、自然と身についていきます。なぜなら、話したい内容があるからこそ、積極的に言葉を使おうとするからです。
大切なのは、この貴重な時間をどう使うかという明確なビジョンを持つこと。それがあれば、「働かない」選択は、かけがえのない成長の機会となるはずです。
ワーホリで「働かない」ための具体的な準備
ただしここで1つ注意点が。
「働かない」選択をする場合、準備の良し悪しが成功を大きく左右します。
ここでは、実際に必要な準備について、より具体的に見ていきましょう。
国別の必要な貯金額と節約術
渡航先によって必要な資金は大きく異なります。物価の違いを理解し、現実的な貯金目標を立てることが重要です。
1年間の具体的な活動予定表の作り方
働かない1年間を無駄にしないために、季節や現地のイベントも考慮した活動予定表を作成します。
季節によって観光のベストシーズンや参加できるイベントが変わってきます。例えばオーストラリアなら、12月はビーチシーズン。カナダなら冬のスキーシーズンを考慮に入れるなど、国ごとの特徴を活かした予定を立てましょう。
もちろん現地に行って修正するのはまったく問題ありません。むしろ修正しながら、自分で将来を切りひらいてください。
帰国後の目標設定と実現計画
ワーホリでの経験を帰国後にどう活かすのか。これを考えることで、現地での活動がより意味のあるものになります。
帰国後の目標が明確であれば、現地での時間の使い方も自然と決まってきます。例えば外資系企業を目指すなら、現地でのビジネス英語習得に力を入れる。プログラミング転職なら、現地のエンジニアコミュニティに参加するなど、目的に沿った活動を選択できます。
「働かない」期間の充実した過ごし方
ここまで、働かな選択することで得られることや準備できることを紹介しました。
では、具体的にはどのような活動内容があるのか考えてみましょう。
日々の生活に目的があれば、「働いていない」という不安も感じにくくなるはずです。
語学学校で現地の友達作り
語学力向上と人脈作りを同時に実現できるのが、語学学校での学習です。ただし、ここでのポイントは「授業だけで終わらせない」こと。
例えば、語学学校では、授業後にイベントや勉強会が開催されていますよね。こうした機会を積極的に活用することで、語学力は確実に向上していきます。
ボランティアで地域に溶け込む
現地コミュニティに深く関わる手段として、ボランティア活動は非常に効果的です。観光では得られない、本物の異文化体験ができます。
特に観光案内のボランティアは、日本人旅行者のニーズが高く、語学力も活かせる活動です。現地の歴史や文化も深く学べ、一石二鳥の機会となります。
旅ブログで思い出を発信する
体験を言語化し、発信することで、経験がより深い学びになります。また、これは将来的な収入源にもなり得る可能性を秘めています。
特に、実際に現地で生活している視点からの情報は、将来のワーホリ参加者にとって貴重な情報源となります。
【まとめ】ワーホリで「働かない」選択を成功させるために
ワーホリで「働かない」選択は、決して消極的なものではありません。
むしろ、「働かない」時間を、将来への投資として有効活用できれば、それはむしろ賢明な選択となるはずです。
ワーホリは、必ずしも「働く」ことだけが正解ではありません。あなたなりの「正解」を見つけ、充実した時間を過ごしてください。