「お金がないからワーホリは無理かな...」
そんなふうに諦めかけていませんか?
実は私も貯金がほとんどない状態からのスタートでしたが、仕事を退職後の準備期間で必要な資金を貯めることができました。
大切なのは、ただ焦って渡航することではありません。
お金がない状況を分析し、確実に準備を進めていくこと。
この記事では、リゾートバイトを活用した具体的な資金作りから、国別の必要経費、そして充実したワーホリ生活のための準備まで、実体験をベースに解説していきます。
- なぜお金がないのか?状況別の対策とその先にある可能性
- お金なしでワーホリに行くリスク
- 実際にいくら必要なのか計算することから始める
- 3ヶ月で貯める具体的な方法
- 現地での最初の1ヶ月の過ごし方
- 最初の1週間
- 2週間目以降
- 【まとめ】成功する準備の進め方
- ワーホリ準備 成功への5ステップ
- リゾートバイト応募の流れ
なぜお金がないのか?状況別の対策とその先にある可能性
「ワーホリに行きたいけどお金がない」
この悩みの裏には、実はいくつかの異なるパターンが隠れています。
単に「お金がない」で終わらせるのではなく、なぜそうなのかを理解することで、適切な対策が見えてきます。
あなたはどのパターンに当てはまるでしょうか?
支出が多すぎるケース
毎月の給料はそれなりにあるのに、なぜか手元にお金が残らない...。
実はこれ、意外と多いパターンなんです。
私の場合も、家賃はまだしも毎日外食とちょっとしたコンビニでのお菓子とコーヒー購入を続けていたら、あっという間に貯金ゼロになっていました。
でも、この状況は意外とチャンスかもしれません。
ワーホリ準備は家計の見直しの絶好の機会になります。
例えば、本当に必要ないサブスクは解約する、外食を週1回に減らす、など。これだけでも月に2-3万円は浮きますよ。
この家計管理の習慣は、実はワーホリ中の生活でも大きな武器になります。
海外では想定外の出費も多いため、支出を把握する習慣は必須のスキル。今のうちに身につけておくと、現地での生活もスムーズになるはずです。
あなたに本当に必要なことは何なのかを考えるきっかけにもなります。
お金を失うことへの不安
貯金を切り崩すことへの不安は、誰もが感じるもの。特に30代となると、「これまで頑張って貯めたお金を使っていいの?」という迷いは大きくなります。
でも、少し視点を変えてみませんか?
ワーホリで得られるもの
お金は使えば確かに減ります。でも、その代わりに得られるものを具体的に考えてみましょう。
特に、30代だからこそ価値がある経験もたくさんあります。
例えば、20代では気づけない文化の違い、仕事に対する考え方の違い、そして何より、自分自身の可能性への気づき。
これらは、社会経験を積んでいるからこそ深く理解できる要素です。
長期的なリターン
ワーホリへの投資は、将来への種まきでもあります。
ワーホリにものすごい目的意識を持っている人もいます。でも、それよりも多いのが、「なんとなく今の生活から脱却したかった」というもの。
そんなあなたには、ワーホリのために準備をして行動をした、ということ自体が自信につながります。
つまり、ワーホリにかかる費用は「消費」ではなく「投資」と考えることができます。30代という年齢は、この投資効果を最大限に活かせる絶好のタイミングかもしれません。
給料が低くてお金が貯まらないケース
「給料が低すぎて、いくら節約しても貯金なんてできない...」
そんな思いで諦めかけていませんか?このケースにこそチャンスがあります。
給料が低い環境から抜け出して一気にお金をためるためにおすすめしたいのが、リゾートバイトからワーホリという道筋。
なんだか大学生たちがきゃっきゃしてそうなものでしょ?と考えてしまったかもしれません。
でも、リゾートバイトはワーホリ準備にはめちゃくちゃぴったりなんですよ。
なぜなら、寮費・食費0円なので貯金が可能、かつ英語を使う環境で実践的なスキルが身につくからです。
リゾバ中は単なる資金作りの期間ではありません。自分の将来を見つめ直し、新しいキャリアへの準備期間としても活用できるのです。
お金なしでワーホリに行くリスク
「お金がなくても、なんとかなるんじゃない?」
そんな楽観的な考えは、大きな危険をはらんでいます。ワーホリは人生の大きなチャンスです。だからこそ、きちんとした準備が必要なんです。
予期せぬ出費に対応できない
「現地で仕事を見つければ何とかなる」
そう考えているならば、いったんその考えは捨てましょう。
海外での予期せぬ出費は、想像以上に大きいものです。
買い物で出費をたくさんしてしまった!なんていう自己責任の出費は自分でコントロールできます。でも、こうした予期せぬ出費は自分でコントロールできません。
だからこそあらかじめの準備が大切なんです。
精神的な余裕がなくなる
お金の心配が常につきまとう生活って、想像以上にストレスフルです。
たとえば、「今月の家賃が払えるか」という不安、観光やアクティビティを断念するという決断を迫られることもあります。
これでは本来のワーホリの目的である「異文化体験」や「語学習得」どころではなくなってしまいます。
ワーホリという資格はめちゃくちゃスペシャルな資格だという自覚を持ちましょう。
心の余裕がないと、新しい挑戦にも二の足を踏んでしまいがち。これでは、折角の海外生活がただの「苦行」になってしまいます。
選択肢が極端に限られる
「仕事環境が劣悪でも、我慢するしかない」
お金がないと、このような状況に追い込まれやすくなります。
その結果、劣悪な住環境でも引っ越せない、ブラック企業的な職場でも耐えるしかない、その結果体調を崩して医療費が発生するという悪循環、という状況に陥ってしまいます。
もっと恐ろしいことを言うと、これは単に生活の質の問題だけではありません。最悪の場合、ビザ規定違反や労働トラブルに巻き込まれるリスクもあります。
このように、十分な準備資金があることは、充実したワーホリ生活の基盤となるのです。
実際にいくら必要なのか計算することから始める
では「具体的な金額を知りたい!」という話については、国によって、そして自分の生活スタイルによって大きく変わってきます。
また、語学学校に通うのか、すぐに仕事を探すのかという選択でも、必要な金額は大きく変わってきます。
以下に一例を示しますが、あくまでも目安として考えましょう。
都市 | シェアハウス | 食費 | 交通費 | 通信費 | その他 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
シドニー | 8-10万円 | 5-6万円 | 2-3万円 | 0.5-1万円 | 4-5万円 | 20-25万円 |
オークランド | 6-8万円 | 4-5万円 | 1.5-2万円 | 0.5-1万円 | 3-4万円 | 15-20万円 |
バンクーバー | 7-9万円 | 5-6万円 | 1.5-2万円 | 0.8-1.2万円 | 4-6万円 | 18-24万円 |
ロンドン | 10-12万円 | 5-7万円 | 2-3万円 | 0.5-1万円 | 5-6万円 | 23-29万円 |
国別の生活費の目安
オーストラリア(シドニー・メルボルン)の場合
オーストラリアは、ワーホリ先として根強い人気を誇りますが、物価が高いことでも有名。
気を付けたいのは家賃。駅から徒歩圏内のシェアハウスだと費用は高くなりがちです。郊外なら少し安くなりますが、その分交通費がかさみます。
特徴的なのは食費の高さ。外食中心の生活だと、あっという間に予算オーバーに。
ニュージーランド(オークランド・クライストチャーチ)の場合
オーストラリアと比べると、全体的に物価は少し控えめ。特にクライストチャーチは、オークランドより生活費を抑えやすい傾向にあります。
ニュージーランドの魅力は、都市部でも比較的リラックスした雰囲気があること。その分、娯楽費も自然を楽しむものが中心で、費用を抑えやすい傾向にあります。
カナダ(バンクーバー・トロント)の場合
カナダは、治安の良さと充実した語学学校の環境で人気の渡航先。イギリス(ロンドン・マンチェスター)の場合
ロンドンは世界有数の物価の高さ。一方、マンチェスターなどの地方都市は、比較的生活費を抑えられます。ロンドン以外の都市を選ぶと、生活費全体を2-3割ほど抑えられるのが特徴です。プラン別の必要資金
ここからが重要です。どんなプランを選ぶかで、必要な資金は大きく変わってきます。語学学校に通う場合のプラン(オーストラリアの例)
まずは3ヶ月間語学学校に通い、その後仕事を探すパターンを見てみましょう。
語学学校に通う場合の必要資金(オーストラリアの例)
項目 | 必要金額 | 備考 |
---|---|---|
生活費(3ヶ月) | 60-75万円 | 家賃、食費、交通費など含む |
語学学校(3ヶ月) | 30-40万円 | 授業料、教材費含む |
予備費 | 20万円 | 緊急時の対応用 |
航空券 | 10-15万円 | 往復券の場合 |
合計 | 120-150万円 | 3ヶ月の滞在基準 |
語学学校にかようかどうかで数十万円の差が出てきます。このあたりの判断は、自分の海外経験の多さや英語力によっても変わってきます。
見ていくと総額で120-150万円が目安になります。
「お金がない」と思っている方には、確かに高額に感じるかもしれません。
でも、3ヶ月のリゾートバイトでこの金額は十分達成可能なんです。
仕事探しプラン(オーストラリアの例)
語学学校に通わず、すぐに仕事を探すプランも選択肢の1つ。
ただし、このプランは英語にある程度の自信がある人向けです。注意点は以下の通りです。
このプランで成功するコツは、渡航前に英語力を徹底的に磨いておくこと。また、現地の求人情報をしっかりリサーチしておき、渡航前から現地コミュニティにネット上で入り込むことも大切です。
3ヶ月で貯める具体的な方法
では、ここからは具体的に3か月で100万円をためられるコツを教えていきます。
リゾートバイトの活用
なぜリゾートバイトがおすすめなのか?それは、通常のバイトでは実現できない「圧倒的な貯金力」にあります。
理論上は、27万円手元に残ります。
寮費・食費が無料なのが最大のポイント。これだけで月10-15万円の支出が浮きます。
現実的な準備スケジュール
「とにかく早く行きたい!」という気持ちは分かります。でも、ちょっと待ってくださいね。
この3ヶ月の準備期間が想像以上に大切なんです。
1ヶ月目
適応期間
2ヶ月目
計画策定期間
3ヶ月目
実践準備期間
時期 | 重点タスク | 学習目標 | 貯金目標 |
---|---|---|---|
1ヶ月目 準備開始期間 |
・リゾートバイト開始 ・体力づくり ・家計簿習慣化 ・渡航先の情報収集 |
・オンライン英会話開始 (週2-3回) ・現地の基本情報収集 |
目標:27-30万円 ・基本給:31.6万円 ・各種手当:2.6万円 ・支出:▲7万円 |
2ヶ月目 計画期間 |
・現地求人サイトチェック ・日本人コミュニティ探し ・具体的な計画立案 |
・オンライン英会話と自己学習増強 ・業界用語の学習開始 |
累計:55-60万円 ・今月の貯金:30万円 |
3ヶ月目 実践期間 |
・英文履歴書作成 ・必要書類準備 ・持ち物リスト作成 ・現地スケジュール確定 |
・面接対策開始 ・業界別英語表現習得 ・現地スラング学習 |
最終目標:90-100万円 ・今月の貯金:30-35万円 ・予備費確保 |
※ 貯金額は目安です。時期によって異なります!
1ヶ月目
最初の1ヶ月は、新しい環境に慣れることが最優先。リゾートバイトを始めると、生活リズムが大きく変わります。
特に大切なのは体力作り。リゾートバイトは立ち仕事が多いので、最初の1週間は本当に疲れます。でも、これも海外での仕事に向けたトレーニングだと思えば頑張れるはず。
2ヶ月目
2ヶ月目は、いよいよワーホリの具体的な計画を立てていきます。
この時期、貯金が増えてくると、「お金がない」という不安が「できるかも!」という期待に変わってきます。その気持ちを大切に、より具体的な計画を立てていきましょう。
3ヶ月目
最終月は、具体的な行動計画を立てる時期です。
渡航後の具体的なスケジュールを作り興味のある仕事の職種を絞り込んだり、英語での履歴書作成に取り組んだりしましょう。
貯金目標が見えてくると、つい気が緩んでしまいがち。でも、この最後の1ヶ月の準備が、現地での最初の1ヶ月を大きく左右します。
フルタイムで毎日リゾートバイトが意外とこなせる理由
もちろん、この3か月プランは理想プラン。
残念ながら最初の1週間は本当につらいです。特に、普段デスクワークをしていた人は、ずっと立ちっぱなし・休憩も自分の好きなようには入れない。めげてしまう人がいるのも事実です。
でも、どんな仕事だってそうじゃないですか?
1週間が過ぎたら、ちょっとずつ慣れていきますよ。
なぜフルタイムで毎日リゾートバイトをしても意外といけるのか?というとちゃんと理由があります。
個人的に一番大きいのは、職場と家の距離が近いこと!
もちろん身だしなみを整える時間があるとはいえ、通勤時間を考えなくていいんです。この時間短縮はめちゃくちゃ大きいです。都会で残業続きの生活してた時より、むしろ健康的だったって声もチラホラ聞こえてきます(笑)
実際、満員電車にゆられることもないですし、PCを毎日みてしかめっつらすることもないです。
ワーホリ準備にぴったりな職場の選び方
収入だけではありません。仕事についても、リゾートバイトをしてからワーホリに行くと結構有利です。
つまり、リゾバがワーホリの予行演習にもなるということですね!
実際、私はスキーをするのですが、ここ数年の冬場のスキー場は外国人スタッフがとってもたくさんいました。
リゾートバイトの会社では、無料で英語学習サービスを提供しているケースが多いです。独自に学習を進めながら、日本にいる間に英語を使用する機会を増やしていきましょう。
現地での最初の1ヶ月の過ごし方
最後に、無事にお金がたまり現地到着したあとのことを簡単に紹介します。
最初の1ヶ月の過ごし方で、その後の生活の質が大きく変わってきます。焦らず、確実に生活基盤を整えていきましょう。
第1週
基盤作り
第2週
環境適応
第3週
活動開始
第4週
本格始動
時期 | 必須タスク | 生活のポイント |
---|---|---|
第1週 到着直後 |
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第2週 環境適応期 |
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第3週 活動開始期 |
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第4週 本格始動期 |
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※ 体調管理を最優先し、無理のないペースで進めることが重要です!
最初の1週間
到着直後は、とにかく基本的な生活基盤作りに集中します。
無理に予定を詰め込まず、字座ボケがなおるまでは体を現地時間に慣らすことを最優先にしましょう。
2週間目以降
基本的な生活基盤が整ったら、いよいよ本格的な活動開始です。ただし、ここでも優先順位が重要。
この時期に陥りやすい失敗が、「焦って行動範囲を広げすぎること」。
特に最初の仕事探しでは、通勤時間や勤務地の治安なども考慮に入れる必要があります。 現地の生活に慣れるまでは無理のない範囲で行動し、定期的に日本人コミュニティと交流することで困ったことがあったらすぐに相談できる環境を整えていきましょう。
【まとめ】成功する準備の進め方
「ワーホリにお金がない」と悩んでいるあなたへ、もう一度具体的な行動手順をお伝えします。
ワーホリ準備 成功への5ステップ
確実に目標を達成するためのロードマップ
現状分析
- 月々の収入と支出を洗い出す
- 固定費を見直す
- 節約可能な項目をリストアップ
- 貯金可能額を算出
目標設定
- 渡航先の選定
- 必要な滞在資金の計算
- 語学学校費用の確認
- 予備費の設定
リゾートバイト開始
- 求人情報のリサーチ
- 複数の求人に応募
- 面接・条件交渉
- 勤務開始
英語力アップ
- オンライン英会話の開始
- 業界用語の学習
- 英文履歴書の作成
- 面接対策
渡航プラン作成
- 具体的なスケジュール作成
- 滞在先の候補選定
- 必要書類の準備
- 現地での行動計画策定
※ 各ステップは並行して進めることも可能です
ここで、リゾートバイトへの応募方法について、詳しくご説明します。
リゾートバイト応募の流れ
専門サイトに登録
- リゾバ.com
- マッハバイト
- リゾートバイト.net
希望条件で求人検索
複数の求人に同時応募
- 最低3件は応募
- 地域を分散させる
- 職種を複数選択
- 時期をずらして応募
面接
電話面接
- 基本情報の確認
- 志望動機
- スケジュール確認
オンライン面接
- より詳細な質疑応答
- 人柄の確認
- 具体的な業務説明
勤務開始日の調整
- 入寮日の確認
- 必要書類の準備
- 待機期間の確認
- 研修スケジュールの確認
応募成功のポイント
- 人気店舗は早め応募(夏シーズンを希望する場合は春先に応募!)
- 寮の詳細をしっかり確認
- シフト体制を必ず確認
- 周辺環境もリサーチ
「お金がない」という現状は、決してマイナスではありません。
むしろ、それは新しい可能性へのきっかけになるかもしれません。
準備期間で貯金の習慣が身につき、「目標に向かって頑張ろう」という気持ちになれますからね。
あとは具体的な行動を起こすだけ。
「今からじゃ遅い」なんて、誰が決めたルールでもありません。
あなたの人生、あなたが主役なんです。新しい環境で働いて、貯金して、世界に飛び出す。 その経験は、きっと人生の大きな財産になるはず。
みなさまの納得できる人生を、心から応援しています!!!