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リゾートバイトで農業を探してる人必見!現実と理想的な選択肢

リゾート地のホテルやスキー場などで住み込みのアルバイトを行うリゾートバイト(リゾバ)


大学生などの若年層だけではなく、近年では30代や40代以降の人たちにも人気を博しています。

 

その魅力はなんといっても「非日常経験をしながらお金を得ることができる」点にあります。

 

でも、中にはこのように思っている人もいるのではないでしょうか。

 

「ホテルの仕事ではなく農業をしてみたいけれどもリゾートバイトでそれは可能?」
「1週間だけ短期間で農業体験ができるバイトはないのかな?」

 

リゾートバイトで農業に挑戦したいけど、情報が少なくて困っている方も多いはず。

 

この記事では、そこで今回は、リゾートバイトではなく、「ボラバイト」というサービスを用いて農業体験を行った経験から、リゾートバイトとボラバイトの違いを紹介しながら、農業求人を探す方法を解説します。

 

この記事でわかること
  • リゾートバイトでは農業求人が少ない理由
  • リゾートバイトとボラバイトの違い
  • どうしても農業体験をしてみたい人が注意するべき点

ちなみに私は29歳の1年間、旅館や農家を転々としながら生活をしていました。大切なことは目的を考えること!順番に解説していきます

 

ほたぴよの赤裸々なボラバイト体験は、noteにつづっています。ぜひぜひご覧ください。

リゾートバイトで農業はできる?求人を調べてみた

リゾートバイトで農業求人を探している方は多いでしょう。

 

しかし、結論を言ってしまうと実は農業に特化した求人は非常に少ないのが現状です。

 

リゾートバイトの主な求人は、観光業や宿泊業などが中心であり、農業はその中ではあまり取り扱われていないんです…涙。

 

それでも、どうしてもリゾートバイトのサイトから農業の求人を探したい!という場合には工夫をしてみましょう。というのも、時期や地域によっては農業求人を見つけられる場合もあるからです。(残念ながら絶対の保証はできませんよ)

 

そこで、農業求人を探す方法や、ボラバイトを活用した農業体験についてもご紹介します。

 

  • リゾートバイトのサイトで農業求人を探すにはタイミングが大切
  • ボラバイトなど他の求人サイトも視野に入れよう

 

リゾートバイトでは農業求人が少ない理由

「ん?リゾートバイトの仲介業者のサイトには「農業」というカテゴリーがあるよ?」という声が聞こえてきそうですが、リゾートバイトの求人は、観光や宿泊業を中心に募集されることが多いため、農業の求人が少ないのが現状です。

 

というのも、リゾートバイトの契約は派遣事業。宿泊業やレストランに対する会社対会社の派遣事業の斡旋のほうがノウハウもありますし、受け入れ先への営業がしやすいわけですよね。

 

季節や地域で変わる農業求人の傾向

また、農業の求人は、時期や地域によって大きく変わります。たとえば、北海道では夏から秋にかけて農作物の収穫がピークを迎えるため、この時期に農業求人が増えます。

 

地域によっても、特定の作物の収穫時期に求人が集中することがあります。米や果物、野菜の収穫シーズンをねらってリゾートバイトのサイトを探してみると、運よく求人が見つかることもあるかもしれません。

 

ボラバイトで農業を始める4つのメリット

 

じゃぁ一体どうすれば農業ができるんだ!!という人のために紹介したいのが「ボラバイト」です。

 

 

ボラバイト=ボランティア活動(自主的)とアルバイトを組み合わせた造語

 

農業や酪農(一部旅館も含まれています)に特化した求人紹介を行う会社のサービス名ですね。

 

  • 訪問する場所と時期:農家や宿泊施設などを中心に、様々な現場が人手を必要としている時期
  • できること:経験したことがない仕事の体験や、地方の人々との交流
  • 得られること:自己肯定感・自己有用感を高められるような、人生の貴重な体験の一つとなる
  • 一言でいうと:有償ボランティアのようなもの
  • ビジネスモデル:受け入れ先とボラバイト運営会社が手数料をやりとりしている

 

ボラバイトは、農業を体験できる貴重な機会を得られます。

 

特に自然環境で働くことができるため、都市部の生活では得られない新しい経験が得られますよね。また、短期間からでも参加できるので、初めての方にも挑戦しやすいです。

 

収穫期に合わせて農業を体験しながら、生活費を抑えて働けるのも魅力です。

 

さらに、地元の人々と交流を深めることができ、新しい人間関係を築ける点もメリットです。

 

それでは、ボラバイトで得られるメリットを細かく見ていきましょう。

 

自然環境で働くことで心身をリフレッシュ

農業の現場では、日々自然に触れながら作業を行います。ということは、都会の喧騒から離れて心身をリフレッシュさせる絶好のチャンスです。体力を使う仕事ではありますが、心地よい疲れが心に余裕をもたらしてくれます。

 

例えば、畑や牧場での作業を通して、健康的な生活リズムを保ちながら、自然の恩恵を感じられるのは、ボラバイトならではの魅力ですよ。

 

私は都会の騒がしさにつかれたときにボラバイトをしたから余計にそのありがたみが大きかったのです…。

 

あ、残念ながら娯楽は少ないですよ?その代わり、頻繁に温泉へ行き帰ってきたら星空を見ながらビールを飲む贅沢な日々を過ごしていました。

 

フレキシブルに短期間から参加できる仕事

ボラバイトは、1週間や2週間などの短期間から参加できるため、予定が組みやすい点も特徴です。長期の休暇やちょっとしたスケジュールの空きに、手軽に参加できます。これにより、初めての農業体験でも気軽に挑戦できるのが嬉しいですよね。

 

また、短期間でもしっかりとした農業体験ができ、成果を感じることができるため、充実した時間を過ごせます。自分のペースで参加できるのも、ボラバイトの魅力の一つです。

 

  • 短期間から始められる
  • 予定に合わせてフレキシブルに働ける
  • 気軽に農業体験ができる

 

住み込みのため生活費を抑えて働ける

ボラバイトの魅力の一つは、住み込みで働けるため、生活費を大幅に抑えられることです。通常、寮費や食費が無料または非常に安価に提供されるため、実質的に生活費がほとんどかからないのがポイントです。

 

食費は自分たちで自炊するケースも多いですが、農家に行くため野菜は提供されることが多いです。売りに出せない不ぞろい野菜や果物をいただける贅沢です。

地元の人々と出会い、交流できる貴重な経験

ボラバイトを通じて、地元の人々と交流できるのは大きな魅力です。観光業とは違い、農業の仕事をしながら、地域の生活や文化に直接触れることができます。

 

地域ごとの特産物や文化、農作業の方法などを教えてもらう機会も多く、ただの仕事としてだけでなく、貴重な学びの場としても役立ちます。新しい人々と出会い、視野を広げることができるのは、ボラバイトの特権です。

 

さらに、仕事を通じて築いたつながりが、今後の生活やキャリアに役立つこともあるかもしれません。出会いを大切にしながら、農業を通じて広がる交流を楽しんでください。

 

ボラバイトの利用者は大学生や30代前後の女性も多かったよ。中には恋愛に発展する人たちもいるとか…?!

 

リゾートバイトと同様、出会いを求めている場合でも環境を変えることは大切のようですよ!! 

 

リゾートバイトとボラバイトの大きな違い

 

項目 リゾートバイト ボラバイト
職種 観光業(大型ホテルや旅館) 農業や酪農、ペンションなど小規模宿泊業
エリア 温泉地やリゾートビーチの近く 田んぼなど
期間 2週間以上のところが多い 連休のみなど短期可
給与 時給1,300円前後 時給800円前後
雇用形態 派遣業(社保あり) 直接雇用(社保は基本的になし)
(期間や勤務開始日は直接交渉する)
交通費 支給されることが多い 自費が多い
重視するもの 収入 経験
営業母体 リゾートバイト紹介会社 株式会社サンカネットワーク

 

リゾートバイトとボラバイトには、仕事内容や給与、体験重視かどうかといった大きな違いがあります。

 

この違いを理解しておかないと「こんなはずではなかった」となってしまいます。違いをしっかりと理解しておきましょう。

 

リゾートバイトとボラバイトの違い

リゾートバイトは主に観光業を中心とし、ホテルや旅館での仕事が多いです。一方、ボラバイトは農業や酪農などの仕事を体験型で提供しており、特に、給与や待遇に大きな差があるため、稼ぎたい場合と体験を重視したい場合で選ぶバイトが異なります。

リゾートバイトは観光業中心、ボラバイトは農業や酪農

 

リゾートバイトでは、主に観光地での仕事が多く、ホテル、旅館、レストランなどの接客業務が主流です。観光客にサービスを提供することがメインで、体力もさることながらコミュニケーション能力が重視される場面が多いです。

 

一方、ボラバイトは農業や酪農が中心で、自然の中で作物を育てたり、家畜の世話をする仕事が多く含まれます。自然に囲まれた環境での仕事が魅力ですが、体力が必要な場面も多いです。

 

また、働くエリアも異なります。リゾートバイトは全国の観光地を中心に求人が多く、温泉地やスキー場、ビーチリゾートなどが主な勤務地です。一方、ボラバイトは農業や酪農を中心に、主に農村地帯や田舎の地域での仕事が多いです。

 

リゾートバイトは観光業に興味がある人向け、ボラバイトは自然や農業に触れたい人に向いています。それぞれの特徴を理解し、自分の希望に合ったバイトを選ぶことが大切です。

 

雇用形態や給与・待遇における大きな違い

 

リゾートバイトでは、正規の派遣契約が結ばれることが多く、時給も比較的高めに設定されています。

 

一方で、ボラバイトは体験を重視しているため、時給が低く設定されていることが一般的です。(受け入れ先の農家は、相応の仲介手数料を運営母体に支払っています)

 

公式サイトの見解は最低賃金法に定められた最低賃金を最低基準としていますが、その場合の対価にはボラバイト先から提供される食事(食材)と宿泊先も含まれることになるとのことです。

 

ボラバイトでは寮や食事の提供があるものの、給与は少なく、生活費を補う形ではなく、経験を得るためのバイトと考えた方が良いでしょう。

 

福利厚生という意味では、ボラバイトでは社保に入ることはありません。また、現地までの往復交通費は自費のことがほとんどです。遠方へ行く場合、得られた収入が交通費に消えてしまう覚悟も必要です。

 
時給800円×8時間=1日8,000円。1週間(6日勤務)働いたら約5万円。契約期間が1週間だったら、往復航空券をさしひいて±ゼロなんてことも?

 

リゾートバイトは稼ぎ重視、ボラバイトは経験重視

リゾートバイトは、短期間でしっかり稼ぎたい人に向いています。高時給であることや、寮費・食費が無料のため、貯金をするのに適した環境です。 

 

一方、ボラバイトは報酬よりも経験を重視した仕事で、自然の中での農業や酪農を通して新しい体験をしたい人におすすめです。いくつかボラバイトを経験して出会った人たちも「お金を稼ぎに来ました」という人は全然いませんでした。

 

  • 大学4年生の思い出作り(しかも高学歴率が高い)
  • 脱サラして日本を旅しながら人生を見つめ直している30代女性
  • 車で1時間の距離に住んでおり、短期派遣バイトとボラバイトを交互に行っているマダム
  • 子育てが終わり一人の人生を楽しんでいるお母さん

 

農家や牧場で野菜や動物を相手に仕事をしており、「〇〇の作業は大変だったよ」などと素人ながらにも情報交換をすることもありました。

 

ボラバイトで農業を始める際の注意点

ボラバイトで農業を始める際には、いくつかの注意点を理解しておくことが重要です。農業は体力勝負の仕事であり、特に初めての人にとっては体への負担が大きい場合があります。

 

また、ボラバイトは体験を重視したバイトであるため、給与が少なく、生活費を補うには不十分なことが多いです。

 

農業は体力を使う仕事であることを理解する

農業は体力を要する仕事で、特に未経験の方にとっては慣れるまでに時間がかかることがあります。毎日同じ作業を繰り返すことが多く、腰や肩に負担がかかることもありますよね。畑仕事では長時間の立ち仕事や重い物の運搬があり、予想以上に疲れることも多いです。

 

そのため、ボラバイトを始める前に、自分の体力に自信があるかどうかを確認し、準備運動や適度な休憩を取りながら無理せず取り組むことが大切です。

 

大根やレタスなど、かがんで収穫をする重たい野菜を取り扱うときには体力があるかどうかかなり確認されることもあるよ

 

給与が少なく生活費をカバーできるか確認する

ボラバイトは体験を重視しているため、給与は他のバイトに比べて低めに設定されています。食事や住み込みの環境が提供されることが多いものの、生活費を全てカバーできるわけではありません。

 

予め、自分の収入と支出のバランスを考えておきましょう。短期間であれば生活費を抑えて体験を重視するのも良い選択肢ですが、長期で考えている場合は、特に収入と生活費のバランスが大切です。正直、衣服代はかかりません。でも、無理のない範囲でボラバイトに取り組むことが、充実した体験につながります。

 

勤務条件や住居環境を必ず確認する

ボラバイトは基本的には自分と受け入れ先が直接やりとりをすることになります。

 

ホームページの求人情報を確認して応募をしたら、ボラバイトの会社から「応募先の連絡先」が届きます。

 

ここに電話をして、簡単に条件のすり合わせをしたら「じゃぁきてください」と採用されます。スケジュールの条件があわない…というわけではない限り、大体採用されます。

 

自分で対応するということは、自分に不利な状況になってしまったら…というリスクがありますね。不安なことは事前に確認をしておきましょう。

 

以下の点を事前に心得ておきましょう。

 

  • 休日と労働時間を確認する:力仕事、朝から晩までフルタイム(9時間勤務もザラです)、休みは週1なところが多い
  • 食費や交通費の確認:約束の期間を働いたら交通費が一部支給されることもあります
  • 住居環境や周辺環境の確認:最初からあまりにも田舎過ぎる場所に行くとハードです。自転車で行ける距離にスーパーがあるかないかで全然違います
  • 車の確認:自家用車がOKかどうか。車の貸し出しがあるかどうか、など

 

眠たいので21時には就寝することが多かったです。東京にいる友達に「オンライン飲みしようよ!仕事が終わった21時からでいい?」と言われたときに「ごめんもう寝ているわ…」といったらちょっとひかれました。

 

また、農作物や動物は生き物です。
自分たちの都合で休むことはできません。基本的には休みは週1回と心得ておきましょう。(近くの観光地に行ってみたかったので事前に申請をして一度だけ2連休をもらったことはあります。)

 

最初の数日は「これがあと何日続くんだろう」とちょっとだけ絶望しますが、慣れてきたらうまく乗り切ることができます。

 

あとは田舎なのでエアコンがない場合がある、虫がたくさん出ること、それから屋根裏にネズミが出ること(たまに普通にリビングにやってきた)など…覚悟するべきことはたくさんあります。誰か一緒に住んでいないと割と怖かったです。

 

 

求人票に写真がのっていないことが多いので行ってみてはじめてわかることもあります。

 

最初のボラバイトは、なるべくボラバイトの受け入れに慣れていそうな場所を選ぶようにするといいでしょう。

 

農業求人に興味がある人が考えるべき3つのポイント

 

 

ここまで、ボラバイトの解説をしてきました。リゾートバイトであろうと、ボラバイトであろうと、今いる環境を離れて何かに挑戦する点は変わりません。

 

どちらを選ぶかは、自分の目的を明確にすることを大切にしましょう。リゾートバイトやボラバイトを選ぶ際、目的によって選ぶべき求人が変わるからです。

 

  • 農業で得たい目的や経験を明確にする
  • リゾートバイトの会社に直接問い合わせるのもあり

 

農業で得たい目的や経験をはっきりさせる

農業に興味がある場合、なぜ農業の仕事をしたいのか、どのような経験を得たいのかを考えることが大切です。

 

収入を重視するのか、それとも新しい経験を積みたいのかによって、選ぶ求人が変わってきますよね。

 

自然と触れ合うことや人生を考え直すきっかけをより得たい

 

・・・体験型かつ地元の人たちと触れ合えるボラバイトがおすすめです

 

一方で、

 

収入を確保したい場合

 

・・・リゾートバイトを選ぶと良いでしょう。

 

おそらくこれを読んでいるあなたは、「正社員として農業に従事したい」「一生農業をしたい」という気持ちではないと思います。ただ人生の経験として短期間で農業をやってみたいんだと思うんですよね

 

それであれば、余計にそこに対価となる金銭的価値をどれくらい求めるか?は考えてみるといいと思います。

 

リゾートバイト会社に農業求人があるか問い合わせる

それでもやっぱり金銭的な価値も重視したい!という場合には、直接リゾートバイト会社に問い合わせてみることが効果的です。

 

リゾートバイトの求人サイトでは、農業求人を見つけるのが難しいことがありますが、時期や地域によっては、農業の求人が隠れている場合もあります。

 

また、あなたの熱意に応じて担当さんが営業をかけてくれることもあるかもしれません。事前に問い合わせることで、より効率的に自分に合った農業求人を探すことができるでしょう。

リゾートバイトやボラバイトで農業を始めるためのまとめ

この記事では、リゾートバイトとボラバイトを利用して農業の求人を探し、体験するための具体的な方法について紹介しました。

 

この記事のポイントをまとめましたので、最後にもう一度おさらいしましょう。

 

  • リゾートバイトが得意とする求人の特徴を知る
  • 農業求人を探す際は目的を明確にする
  • 求人サイトや直接問い合わせで情報を集める

 

大変なことも多いですが、短期間だけでも農業をしてよかったこともたくさんあります。

 

  • 農業を通じて人生で必要なものが何かを考えるきっかけになった
  • 野菜情報にちょっとだけ詳しくなって料理が楽しくなった
  • 何よりも出会いを通じて自分の人生の幅に厚みができた

 

わたくしごとですが、このあとカナダへワーホリをしてWWOOFという農業体験もしてきました。

 

 

こうして自然と触れ合う機会を通じて、自分自身を見つめ直すことができました。

 

話は飛躍するかもしれませんが、

 

この経験があったからこそ今、このようにブログでみなさまに情報を提供することができていると思っています。

 

「コト」を重視する人が一定する世の中において、「旅をしながら働く」という需要はじわじわとふえています。

自分が旅先でどのような働きが向いている


のかどうか、もういっそ全部やってみてもいいですが見極めていきましょう。

 

せっかくの短期のチャンスです。自分にぴったりの働き方を見つけ、今すぐ新しい挑戦を始めてみてください。自分の可能性を広げるチャンスを逃さないようにしましょう!